◆野中広務 中国に謝罪◆

野中広務　中国　


野中広務元内閣官房長官（86）がこのタイミングで 中国の国営テレビ局「中国中央電子台（CCTV）」の取材に応え「こんな不幸な事件が起きたのは、まったく日本の人間として恥ずかしい。中国の皆さんに大変申し訳ない」と謝罪していたことが明らかになり大きな波紋を呼んでいます。

野中氏は自民党幹事長などを歴任、政界引退は2003年。


野中広務氏のインタビューは2012年9月21日、「日本政府の不法な『尖閣購入』による中日関係亀裂　日本の元官房長官が中国にお詫び」との見出しで放映されたそうです。

　　
重ねて書きます。
野中氏は「日本政府の不法な『尖閣購入』・・・」という認識のようです。


野中氏は
「長い間戦争で多くの犠牲を残し、今なお傷跡が癒えていないその中国に対して、歴史を知らない若い人たちはそういうことを抜きにしてひとつの対等の国としてやっているんです。それは間違っています」
と言い、
「情けない、悲しい思いです」と嘆いているんです。


野中広務氏が言いたいのは
　日本はもっと謝れ、謝り足りない
　ということなのでしょうか。

ちょうど中国もそのように主張していたと思います。


野中広務氏と言えば差別について、相当苦しんでこられた事実があります。

一人娘が婿をもらうとき、その婿に
　”おまえの姓を名乗れ。そうでなければ、子供の頃から積み上げてきたものをすべて失　うことになる”」と言っています。

そして、孫の入学式や卒業式にも一切行けなかったそうです。
　行けば孫にも娘にも部落差別が波及する。　

そのように野中広務氏は考えたのでしょう。


そして、部落差別をなくしたい、世の中の差別をなくしたいと野中広務氏は戦ってきたのでしょう。



そのように戦ってきた野中広務氏は、優しい一面も持ち合わせているのです。


この春大阪市が卒業式の国歌･国旗を巡って君が代起立条例まで作って、起立を職務命令として強要した問題。処分までに発展したはずです。


この条例を作ることについての野中広務氏の意見は反対でした。

野中氏の意見は
　「起立せなんだら処罰する」なんてやり方は権力者のおごり。教育者を処罰してまで従　わせようというのは、国旗・国歌法の制定に尽力した者として残念です”
　というものです。


官房長官として、義務や罰則のない「国旗は日章旗とする」、「国家は君が代とする」という二つの条文からなる法律を作ったのは野中氏。


しかし、野中氏は学校で国旗・国歌を教えて自然に浸透していってほしい、
強要する筋合いのもんじゃない。各地の教育委員会で起立する、しないで教職員の処罰を繰り返していることは不本意と思っている
と、述べていのです。


この件に関して「大政翼賛会のような事になってはならない」という趣旨のことを述べている野中氏。有無を言わせず、一つの意見に染まってはいけない、ということでしょうか。




野中広務氏の中国での謝罪インタビュー、皆さんはどのように考えられますか。

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